４日目は午前中に香港大学、午後に戯曲センター、1881ヘリテージ、K11museaの計4つを訪れました。

香港大学ではラーニングコモンズの見学と建築学科のトーマス先生に案内をしていただき建築学科の見学をしました。ラーニングコモンズには様々なスペースが用意されていて静かに学習できる場所、くつろげる場所、グループ学習室など用途に合わせて選べるようになっていました。香港大学の建築学生のスタジオでは３Dプリンターやレーザーカッター、木材加工のできるスペースなどが充実しておりそれらを用いて模型制作をしていたのが印象的でした。

見学後は昼食を学生と一緒に香港大学の学食を食べました。

昼食をとり終え、次に戯曲センターへ訪れました。戯曲センターは複合型芸術劇場で芸術形態の伝統と現代の要素を融合したようなデザインが特徴的でした。中国舞台芸術のための施設としてランドマーク・文化の聖堂となることを目指し、シアター、芸能、祝典のための公共スペースが融合されています。

1881ヘリテージは香港の歴史の一端を知る上で貴重な建築であり、かつては香港水上警察の本部であった場所が改装されショッピングモールやホテル、展示ホールとして現在使用されています。香港の現在と過去、西洋と東洋がそれぞれ融合したノスタルジックな空間でした。

K11museaはアート作品と商業施設が融合した作りとなっていて施設内を散策しているといくつものアート作品が存在し、内装とアート作品が一体となっているものが多くありました。

(塩田)